しろいねこが ねぐずる
世界を 見張ってるから
自分は 続いていくから
みんな 覚えているから
腰を叩いて 頭を撫でて
世界は続くから 大丈夫
自分は自分だから大丈夫
明日はくるから 大丈夫
しばらく言い聞かせてた
ひざの上に ねこが眠る
そっと ノートを開いて
今日の感謝と連絡事項を
仔細漏らさず 書き残す
こないかもしれない明日
いないかもしれない自分
とどまることのない世界
(遺志)