いつも考えていることがあります。ノートと手帳、手帳とノート。私はどちらも好きです。ノートが手帳になることもあるし、手帳がノートになることがある。
「多ノート派」の私は、できればたくさんのノートと手帳(メモパッドも入れたらもっと)を持ち歩きたい人です。1冊にまとめることができないタイプは、少なくないと思います。鞄の重量がどんどん増していく。デジタルデバイス類も文房具もなぜか増えていく。仕事ではプリントアウトした紙も持参する。空き時間でスケッチしたいので画材も持って行く。書店が好きなので本を買う。文具店にも毎日寄ってしまうので・・・きりがありませんね。
個人的な2016年のテーマは「ライフスタイルを軽くする」です。いろいろと断捨離しました。仕事もすっきりしました(後述)。健康面や保険なども見直しました。できれば持ち歩く手帳・ノートも減らしたい。外出時に持って行くのに1週間使っていない、なんていうものも鞄に入っているのです(笑)。そしてたどり着いた結論が、ジャンルごとの手帳・ノートはまとめよう、例えば「仕事ノートは1冊にしよう」「スケッチブックは1冊にしよう」でした。
え、それって普通のことだよね、という声が聞こえてきます・・・
ノートと手帳、手帳とノートについて考えてみました。
ノートを手帳にする
自分に合う手帳がなかなか見つからない、という友人がいます。(手帳イベント、行こうよ)
オリジナルのテンプレートをノートに貼り、タスクをこなす先輩がいます。(圧倒されます)
カレンダーシールの楽しみ方を教えてくれたモレスキンフレンドがいます。(ありがとう)
海外のライフログ手法で、とてもきれいな手帳を作る同好の知人がいます。(すごいです)
私はと言えば、かつてモレスキンのヴォラン(ラージ)に自作のマンスリースケッチジャーナルを作ったことがありました。
メインの仕事スケジュールは、モレスキン公式サイトからダウンロードしたマンスリーカレンダーを貼って記入、その後ろにスケッチがあるという自作フォーマット。このフレームをひとつずつ描くのが大変で、今年はマンスリーダイアリーに1日1絵日記を描いています。
ここまでは、ノートに手帳フォーマットを自分なりに組み込めば、ノートが手帳になるというケースです。
手帳をノートにする
手帳のウィークリーページの曜日を気にしないで、その週に学んだこと、気づいたこと、アイデアなどを書きなぐる友人。彼女は「手帳はノートなんですよ」と言いました。
そこまで行かなくても、手帳にはフリーページがついている場合があります。だいたい後ろの方にあるでしょう。私が今年から仕事手帳として愛用している「EDiT 週間ノート手帳(マークス)」は、そのユニークなタイトルに引かれて売り場で手にとり、フォーマットが自由なところが気に入って使っています。以下の3点が面白いと思います。
1.ウィークリーページがざっくりとしていて自由度が高い
アピール控えめなドットで、「3つに分けてみてはどうですか?」という感じのナビゲーション。上部エリアは3分割するイメージです。MORNING、AFTERNOON、EVENINGと時間軸で分けてもいいし、ABCとプロジェクトごとのフローとして使ってもいい。私は多く分けて2つのプロジェクトをやっていたので、Aプロジェクト、Bプロジェクト、その他と設定していました。
2.ウィークリーページの下にノートエリアがある
見開き左ページがウィークリーカレンダー、右ページがノートエリアという手帳は見かけます。週間ノート手帳は上部がウィークリーカレンダー、下部がノートエリアという形式で、これは自分に合っていると感じました。上がフローならば下はストックで、その週に関係するタスクやアイデアが書き込みやすい。後方には138ページのたっぷりとしたノートが付いています。
3.ビジネス変化に対応できる
転職というアクションであれば、会社から会社への移行であり、同じ手帳でも大丈夫だと思います。実は私の場合、今年後半のタイミングで会社から個人へ、つまりフリーランスへ、さらにはビジネスマンからアーティストへという大きな転身がありました。手帳はそのままでいいかな、と不安がありました。でも週間ノート手帳のフォーマットはシンプルなので、持ち主の変化も受けとけてくれました。
フリーランス成り立ての週には、上にプロジェクトの進行、下にはライフログを細かく付けていました。少し慣れてきた現在では、もっとざっくりな記載になっています。
ノートとしても使える手帳。手帳とノートを別々に持ちたくないという方、1年で1冊で十分、というあなた。そんなビジネスパーソンにオススメのアイテムです。来年もまた週間ノート手帳でアーティストとしての成長を目指したいと考えています。
EDiTのウェブサイトには製品情報、ユーザー事例がたくさん載っていますので、ぜひチェックしてみてください。
http://www.edit-marks.jp/
以上、スケッチジャーナル作家のハヤテノコウジがお送りしました。