あまり信条なことを,しかもNotebookers.jpのようなほんわかメディア(と個人的には呼んでおります)で書くことははばかられるのですが,どうしても言いたくなったことがあったので,共有してもいいですか.あんまり文房具とは関係ないあたりも申し訳ないです.
先日,近くの非常にガーリーなお店が改装セールをやっておりまして,つい引き寄せられてぶらっと立ち寄りました.
そのガーリーなお店というのは,文房具などが非常に充実していたり,小物や雑貨,布製品などが充実していたりしまして,たとえば友人や母への誕生日プレゼントなどを所望するには最適なお店なのであります.
そこで,冬の終わりということもあり,ワゴンセールが催されておりました.なるほど,指先を覆っていないタイプの手袋が二百円なり.色も好みであります.暖かそうであります.
しかし,すべてが女性用.
もちろん,ウール素材のものなんかは伸びますし,フリーサイズのものであれば,さして手は小さくないので使用できます.
また,わたくしは末端冷え性であります.タイピングをするときなど,手袋は必須.それがないと寒くてお仕事などやってられません.
さて,どうするか.買うか,買わないか.パッケージは見るからに,女性的なタッチで描かれております.爪とか塗ってあるし.
でもまぁえいや!と思って買いました.
ガーリーなお店のお姉さんには「ご自宅用ですか?」と一言.それって言い換えれば,「あなた自分で使いますか?」という意味ということ?
確かにご自宅用なので「はい」と答えて入手.恥ずかしいという気持ちよりは,なんか腑に落ちない.
なぜ女性ものが男性ものを買うのはそれほどハードルが高くないのに,逆はこんなにもハードルが高いと感じるのでしょう?
単に私だけ?んなことないよね.でも少女漫画とか女性用雑誌なんかも面白いと思っている男性諸君は多いはずであります.
手袋を作る人たちよ!
さぁ,ジェンダーフリーにしませんか.
そして客層2倍を,目指そうではありませんか!
でもまぁ,こうやって男女を超えていくこと.それもまた,よりよい未来と,それよりもまず手のぬくもりへの第一歩なのだと確信する経験でありました.