ないなら作ればいいじゃない (DIY好きな人たちの境地だと推察)
先日こちらで互換性の悲しさについて語らせていただきましたが,どうやら私は発想が足りなかったようで.フォローアップです.
パーカーのローラーボールは,リフィルが少々高価で,しかも色も2色(黒と青)しかなく,ペン先が太いことで悪評があります.
そもそも,サインなどにしか使わないものなのかもしれません.
でも,やっぱり持っている以上は,細めのやつなんかも入れて,普段使いしたいですよね.
私は自分のものをプレゼントとしてもらいましたが,そういう人も多いんじゃないでしょうか.
でも意外にリフィルの情報は少ないので,私がこれまで試したものを少しシェアしたいなと思います.
ここでは本体を加工することはしませんが,壊れない保証はありません.すべて自己責任でお願いします.
さて,お断りを載せたところで,結論から申しますと,
【軸がある程度太くて,ペン先が5mm以下,長さが11.5cm以下なら,工夫次第で結構いけそうです】
ということです.
本物のローラーボールのリフィルのサイズがわからないのですが,今のところ,
- 標準SARASA軸 JF 0.5(とそれに類するもの)
- 標準ジェットストリーム軸(ノック式) SXR-7(とそれに類するもの)
- 標準Pilot Juice軸 LG2RF-8F/BLS-G2-7(とそれに類するもの)
は使用できそうです.(2017/05/24現在)
Pentelさんのエナージェル/Energelや,ビクーニャなんか使えるのかどうかとか気になります.ローラーボール的な雰囲気でますしね.
ただし,上の3つも,無加工でポン付けできるほどフレンドリーではありません.悲しい.
■やりかた■
基本的な動作は二つです.
1.ペン先をマスキングテープで加工する
2.尻尾をスペーサーで延長する
とはいっても,あるものを適当に使えます.
私の場合は,マスキングテープでペン先の太さを増やした後,いらなくなったポイントカードを切って尻尾に詰めました.
尻尾に詰めるスぺーサーは,ジェットストリームの場合は標準のキャップを再利用できます.
ポイントは,ペン先にまくものはきつめに,スペーサーには堅めのものを使うことです.
(でないと,書くときにグラグラしてしまいますから.)
中央の細かいのがポイントカードの残骸=スペーサーです.
あとは普通のリフィルの要領で,中を取り換えれば終了です.
必要ならペン先はテープを巻いたり外したりして調整,スペーサーの方も加えたり減らしたりして調節します.
意外とシンプルですが,ペンがよみがえるのはうれしいものです.
ペン自体が金属製だからできるのかもしれません.
もしローラーボールを持て余しているようでしたら,試しにやってみてください.
逆にいろんな軸を使える金属ペンを探している方にも,おすすめです.(でもどこで買えるんだろう···)
neokix