春の薬膳セミナー報告レポート&薬膳セミナ−2〜梅雨の養生開催します。

Posted on 05 6月 2017 by

去る2月26日『薬膳セミナー』を開催しまして。
(や、わたしがしたのは場所の予約くらいなんですが)
こちらでも告知させて頂きました。
講師は、養生薬膳アドバイザーのちささん(@amane008)でした。
まだ寒い時期でしたので、漢方を用いた冷え対策、これからの季節に向けての過ごし方などを伺いました。
そのレポートをちょろりと。
(ちょっと季節がはずれてしまいましたが、来年の春、何かの参考になれば…)

◎漢方、薬膳の基本は五行
ここから始まって

基本の五行

五行

こういうカンジで…

わたしがとったメモなんですが…


◎春の過ごし方
転勤や、新学期など、環境が変わる時期。
そして季節柄、風が強くなり、気がゆさぶられる。
>>肝臓に影響されるそうです。
そして、春のもうひとつの特徴として、理由がなく気分が落ち込む、不安になることがあります。
すごくオモシロいなあと思ったんですが、こういう場合、薬膳はすごく感覚的で、ひらひら っとしたものを取り入れるそうです。この症状にいいのがジャスミンティだそうで。
花びらが ひらひら しているものを取り入れるんだそうです。
(わたしも、春は、ものすごく頭や鼻が、何か綿のようなものが詰まっているようなカンジがしてつらかったんですが、意識してジャスミンティを飲んでみたところ、かなり軽減されました。楽な春でしたー)

逆に、怒りっぽくなっていたり、頭に血が上がっているときは、ジャスミンティはNGで、こういう場合は、岩茶(がんちゃ)と呼ばれるプーアール茶のような、重いお茶がいいそうです。
(余談ですが、リンボウ先生のエッセイで「プーアール茶は、掃除機の埃の味がする」とか、そういう記述があったような…)(そういう味です)(わたし、プーアール茶好きです)

あと、春の風は下から上に吹き上げるので、上半身に影響が出るそうです。
めまいや頭痛、目の疲れなど。対策としては、手首、足首、首もとなど『首』とつく部位をあたためる。
もっというと「風を当てないようにする」んだそうです。

そんでさきほどの五行の図。
春は五行でいうと酸味の季節だそうで、レモンや梅干しを摂ると、気の上がりを押さえることができるそうです。
ですが、すっぱければ何でもいい というのでもなく。
たとえば、みかんですが、この果実は身体を冷やすんだそうで、ではどうするかというと、皮を使う。
皮を乾かして、砕いたものを陳皮といい、これが春先にいいのだとか。

◎薬膳レシピ色々
■書いたり読んだりすることが好きな、目を酷使するNotebookers向けとしては、菊茶がいいそうです。
菊の花を乾燥させたお茶で、解熱作用があるそうです。
菊茶は緑茶とあわせるのが良いようで、ほうじ茶などとあわせてはおいしくないとか。

■りんごとなつめのスイーツを実際に作ってきて頂きましたー!
こんなの。

上に乗っているのが陳皮、みかんの皮を乾燥させてものだそうです。


りんごは気持ちを安定させ、なつめは気持ちを落ち着かせる効果があるそうです。
そんでなつめは、なつめだけで食べた時、甘くないなー、と思うひとは、糖分を摂り過ぎなのだそうです。
(わたしが食べた時は、えー、ちょっと甘くなかったです)(おそらく甘いもの、摂り過ぎてはいないけど、その一歩手前くらいの甘さだったように思われます…)

■水分を摂っても、すぐにお手洗いに行くようなタイプのかたは、蜂蜜、もずくなど、ネバネバ系が良いようです。
体内の乾燥をふせぎ、水分を留める効果があるんだそうです。

ちささんおすすめレシピとしては…
■イカと春菊の炒め物 調味料は塩をふるくらいで。

■卵は全ての内臓に良いオールラウンドな食材

■何を食べたいかわからない、というときは、気が足りていないんだそうで。
この場合、お米、イモ類、きのこなどを摂ると良いそうです。

■四季関係なく、黒酢と蜂蜜のお湯割り
身体を温めて、乾燥をふせぐんだそうです。
『黒』とついているものは、血を増やす効果があるそうで
 ・顔色が良くなる
 ・髪がきれいになる 
 ・爪もツヤツヤに
と女性にとてもよい食材だそうです。
黒酢の他に、キクラゲ、黒ごま、黒豆、なつめなど。

と、こういう話をして頂きまして。
ほぼ、質疑応答、というか、
「こういう症状なんですー」
「そういう時はねー」
と、すごく双方向からの話ができたなあ、と思います。

お茶と冬のスイーツと木の実などの盛り合わせー

こんなカンジでした。


次は、6月17日に予定しております。
『薬膳セミナー2〜梅雨の養生』です。
以下、レジメより引用〜

テーマは【湿邪】です。
【湿邪】とは・・・。
湿気による邪気のことを【湿邪】といいます。 蒸し暑い日は湿気で身体の表面がベトベトします。 汗がうまくかけず、身体の内部に余剰な水分が重く溜まっていき、 関節の痛みや胃の不調や身体の重だるさやむくみ、冷え、頭痛、めまい、 下痢などの症状を引き起こします。 身体の中の水分の流れが悪くなるだけでなく、「気」や「血」の流れも 悪くなります。

この対策、梅雨の時期のおすすめレシピなどについて、今回もちささんが講師でお話して頂きます。
>>ツイプラを立てましたので、こちらからドウゾー。
変わったお茶や変わったスイーツを準備して頂いているようですー。楽しみー。
皆様のご参加、お待ちしておりますー。

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Profile: あなたと一緒に歩く時は、ぼくはいつもボタンに花をつけているような感じがします。

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