コロナウィルスの影響で外出ができなくて困っているそこのあなた、暇を持て余しているのであれば辞書を読んでみるというのも一興ですよ。辞書は引くためのものだけではありませんよ。中学生の頃に卑猥な単語を調べたことのあるあなたなら、辞書を楽しむ素養は十分にありますっ!
というわけで、おすすめの辞書を独断と偏見で3冊紹介します。まず1冊目は三省堂の新明解国語辞典です。筆者は昔この辞典をモチーフにしたエッセイである赤瀬川原平の「新解さんの謎」夏石鈴子の「新解さんの読み方」「新解さんリターンズ」を読んで興味を持ちました。新明解国語辞典(以下、新解さんと略す)はその独自の言葉の解釈が有名で、先に挙げた3冊は面白い語釈を取り上げて紹介しています。魚の紹介の後に、おいしいと感想が書いてあったり、抽象的な言葉にハッとさせられたりします。筆者は海外駐在の時にこの辞書を持って行って暇なときに読んだり、日記に書くことがない日にはパラパラっとめくって目についた言葉を書き写したりしてました。
2冊目は、STAR WARS英和辞典です。ジェダイ入門編、ジェダイナイト編、ジェダイマスター編と3冊ありますが、どれも単語の実用例が映画のセリフから引用されていたり、単語のイメージをスターウォーズのキャラのイラストで説明したり、映画に出てくる用語やキャラクターについても載っています。スターウォーズファンで英語学習者ならおすすめです。筆者は7~9の3部作からはまったにわかファンですが、ジェダイマスター編を購入して少しずつ読んでいます。ジェダイならまずFORCEを調べてみることをおすすめします。もちろん I have a bad feeling about thatとかMay the force be with youなどお決まりのフレーズも載っています。
最後に、辞書と言っていいのか疑問ですが、アンブローズ・ビアスの悪魔の辞典をおすすめします。日常使われる単語に皮肉たっぷりで時には悪意のある語彙が載せてあり、性格がひねくれている人には面白さ倍増です。
あまり詳しく解説しませんでしたが、それはそれ、やっぱり手に取ってみて実感してもらう方がいいと思います。さぁ、言葉の大海へ泳ぎだしましょう。そして言葉の意味の深さに溺れましょう。