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老眼鏡を買ったお話。 konama

Posted on 02 11月 2021 by

お久しぶりのkonamaです。

最近、仕事以外のインプットが少なくなって、ちょっと味気ない気分を味わっております。


この場合のインプットとは、ちびちびと大事に読みたくなるような本を読むとか、知らない国の映画を見るとか、仕事帰りに思いつきで美術館によったり、食べたことのない料理を食べてみるとかそんなものです。

いつもなら、旅にでること(出張も含めて)でこの欠乏は部分的に回復できるのですが、そのほとんどが中止かオンラインに置き換えられて、歯の治療のあとに麻酔がのこっている状態みたいな気分がつづいています。

とはいえ、本が読めないというのは自分の調子のバロメーターでもあり、ネオフォビア的な自分の行動(新しいものより、安心の知っている定番を選ぶ)への苛立ちもあり、なんとかせねばなあと思っていました。

眼が悪いわけではないがメガネは初めてではない

実は今年の職場の健康診断では2.0と1.5と言われたのです(若い頃は矯正のためにメガネをかけていたけど、現在は裸眼)。まあさすがにそんなに見えてるとはおもわないんだけど、老眼鏡をすすめられたとき、え、まだいいかなあと思って。仕事での読書は何とかなっているので、おそらく物語に没入する集中力が欠けているのだろうと。

でも、そういえば最近細かい作業がちゃんと見えてないなあ(経験とこころの眼で作業)、この間なんて画数の多い漢字を手先が見えにくいから適当にぐしゃって書いた気がする……という証拠が積み上がって、観念して作ってきました。

眼鏡屋さんの店員さんと色々話してみた結果、老眼としてはまだ初期だけど乱視が進んでいるから手元作業には軽い度数の老眼鏡+乱視矯正がよかろうと、新しいメガネを手に入れました。ふんふん、それなりに新しいギアには気分があがるものです。

そして、使ってみているわけですが、これは良く見え~る。ちょっとメガネの視線の先だけ世界が拡張してるみたいですけど。視界がクリアになった分本の読み方が元に戻ったきがします。たぶんぱっと見たときにフォーカスがあうエリアが大分減ってたんでしょうね。まだまだ積ん読の消化は進みませんが、読書やノートを細字の万年筆でびっちり書くとかそいういう楽しみは徐々に戻って来つつある感触があります。

しかし、上の写真でも写っている訳ですが、昭和の新潮文庫の字のサイズと、現在のものを比べるとなんと甘やかされていることか。むしろこれを良く読んでたなあとしみじみと見てしまいました。小さい字の細部をごまかしてかいているのも味だと思えば……と思いたかったのですが、新しいメガネをかけて見直して悲鳴をあげています。

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Profile: こなま。趣味を仕事に持ち込んで、仕事から趣味を増やしている毎日(←結局好きなことしかやっていない)を過ごす、ざっくり人間。おいしいお酒のあるおしゃべりは大好物。一応モレスキンユーザー。現在Notebookers Mapプロジェクト進行中です。 年に数回更新するブログ Chips with everything

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