少し間があきました。konamaです。
しつこく暑い夏も、ようやく出口が見えてきたかなというところですね。
さて、この夏何をしていたか。
相変わらず体温以上の気温とか、感染状況の悪化とかでなにかと出かけにくい夏でしたけど(思えば夏休みとりそびれた気がする)、私は
やたらめったらコーヒーゼリーを作っていた
気がする。

さすがに毎日作っていたわけではないけれど、結構な回数作ったので、もうレシピは覚えてしまった。コーヒーをchemexで淹れる時、2回に1度は作ってた。
なにせ簡単だったので。
コーヒーを淹れて、熱いうちにゼラチン一袋とお砂糖を入れて混ぜて、トレイにならべた4つの古いガラスカップに入れて冷蔵庫へ。淹れ終わってから5分で作業終了だ。洗い物も小さいミルクパン一つ。
食べる時もソフトタイプのマスカルポーネチーズをひとすくいのっけるだけ。
なんていうか、もうコーヒー淹れたら自動的に作っちゃう感じ。
なんて簡単なんだろうすごいぞ!(このレシピ)と思っていたのだが、わりと料理もする友人にこの感動をお知らせしても
「え、コーヒー淹れる時点で面倒だし、〇リエースとかポットのお湯でOKなのもあるじゃない?レンチンのやつとかさ」
とあまり共感されない。
よく考えたら、たぶんこれは自分の台所の道具立てによるのかもなあと気が付いた。
- コーヒー淹れること自体が通常作業なので、これ自体に余分な作業がない
- 量りは台所に常に出してあるので、砂糖もざっとはかるだけ
- メモリ付きのミルクパンがあるので、淹れたてのコーヒーを量ってそのまま混ぜて分注できる
- トレーとカップ4つもよく使うものなのでわざわざ出してくる必要がない
例えばシリコンの蓋つきのプリンカップを常用している人はレンチンのレシピの方がいいだろうし、食洗器があるから昔ながらの「ゼラチンを少量の水でしとらせて」みたいな洗い物を増やす工程が苦にならない人もいるだろう。
レンジで簡単みたいなレシピも好きではあるけれど、そんなに魅力を感じないのは、ジップロックとかパイレックスとかのラインナップが、自分にとって使いやすいように整備されていないからなのかもしれない。
簡単なレシピ、ってみんな違うんだなあと、今更当たり前のことに気が付いたのでした。
台所にあるものでできるレシピ
以前から、雨の日曜日に買い物に出られないけれど、お菓子が食べたい時にさっと作れるレシピをトラベラーズノートに集めている。普段のレシピはレシピカードにまとめているけれど、それとは別に、凝ってなくてよくて、家にあるもので、ちょっと手を動かせばできるもの。

夜中にプリンが食べたくなった時のレシピ(味噌漉しで卵液を濾す!)や、黒くなったバナナ消費のブラウニー、チョコレートとパイシートで作るミニチョコパイとか、そんなのばかりだが、コーヒーゼリーもこのミニレシピ帖に仲間入りだ。
昔は凝ったケーキとか頑張って作ってたけど、思いつきで作るめんどくさくないケーキやクッキーもいいものです。
美味しそうな写真付きの料理研究家のお料理本ももちろん自宅にあるわけだけど、自宅の台所で何をつかってやると気負いなく作れるみたいなメモ(アレンジ)が自分なりのレシピカードやノートであり、何を楽と感じるかで同じお料理でも全然違うメモになるんだろうなあ。やっぱり自分で書くレシピカード・レシピブックっておもしろい。みんなのレシピブックをちょっとみてみたいものです。
料理研究家ではない人のレシピブックや日記も兼ねたようなレシピ本は読み物としても面白いのでよく読みます。最近読んだのはマルグリット・デュラスの食卓。

『家にコーヒーのない状態に、なぜ耐えられるだろうか』
マルグリット・デュラスの食卓