ども。もの書き写真堂です。
やっと本線の写真術、始めまし。
自分のブログでは「視野角」とか、写真に関しては結構小難しいこと書いてるんだけど、こっちではくだけたというかラフな感じでいこうかな。基本、あばうとなんで。まあ、むこう(筆者のブログ)でもあばうとなんだけど(汗)。
と思ったのだけど、Twitterのタイムラインに「露出がわからない、覚えたい」という女子の声が流れてきたので、やっぱ小難しいのもやろうかな?
ただ、露出を語るとかなり長くなるので、ここではちょっとだけ触れることにして、後日詳しくやることにしまし。露出(昔のフィルムカメラマンの中には「露光」という人も)とは、ざくっと言ってしまうと、「撮影時における光の量」のこと。
よく、「適正露出」とか「露出がアンダー、オーバー」なんて言葉を聞くと思う。それぞれ大雑把に言うと、撮影に適した光の量で撮影できた、光が足りなかった、光が多かった、ということになる。
そして、この露出というのが、レンズの絞り(f値)、シャッタースピード、ISO感度の組み合わせで決まる。
だんだん小難しくなってきたので、続きは後日。
ということで、前置きはこれくらいにして、さっそく今回のお題を始めましょうかね。
第1回目の今回は、カメラの構え方。
デジカメになってからファインダーをのぞいて写真を撮ることがなくなった(一眼レフを除く)。というか、そもそもファインダーがない。なので、冒頭の写真のように腕を伸ばして撮るのが主流でしょう。写真は2011年9月に、堀さんが札幌にいらしたときのモレミの様子を写したもの。
これが決して悪いと言っているわけではないので、誤解なきように。
ただ、これだとどうしてもカメラが動いて、いわゆる「手ブレ」になるのだ。特に女子は筋力がないので、ずっと腕を伸ばしていると疲れてきて、手がぶるぶる震えてくる。
今の機種なら高性能な手ぶれ補正がついているから、明るいところなら大丈夫。だけど、上記の写真のような暗いところではシャッタースピードが遅くなり、そうなると被写体(写されるもの)も動く場合(これを被写体ブレという)は、手ブレと被写体ブレのダブルで「ブレ」が生じることも。
そこで筆者が気をつけていることは、「脇を締める」こと。
一眼レフは、ファインダーをのぞくためグッと顔にくっつけるので、自然と脇も体のほうへ。それで、そのままもっと締めればオッケーだった。さらにおでこやほっぺたで固定できるので、カメラ本体がかなり安定する。もちろん、写す本人がふらふらしてはダメだよ。
だが、前述したようにコンデジやケータイ、iPhoneなどは、そもそもファインダーなんてないから、びょ~んと前に手を全部伸ばしても撮れてしまう。でも、よく考えると、なんであそこまで伸ばすんだろう?
老眼のおとーさんなら、液晶モニターが見えなくてグッと離さなければならないので必然的に手を伸ばすかもしれないけど、若いおねぇさんだったらその必要はないはずだ。う~む。なぜだ?
ひとつ考えられるのは、ズームいっぱいに引いちゃったけど、それでも画面に収まらない、じゃあ、腕を伸ばそう、となること。でも、よく見かける光景では、「その手を伸ばした距離分だけ、前に出られるんだけど」ということが多い。つまり、前に人も障害物もなく、立ち入り禁止でもなければ、1,2歩前に出よう。そして、しっかりカメラを体全体で支えよう。
前に出られない場合は、写したいものがよっぽど小さく写らない限り、後でトリミングすることを前提に脇締めを優先しよう。(後日取り上げるが、トリミング前提の場合、ISO感度は最高でも800までに抑えること。画像が荒れるからね。)
被写体の近くに寄って、腕を曲げて肘を脇に付ける。これだけでもかなりカメラが固定されるのがわかると思う。あまり力みすぎると手が疲れて、震えでブレるから気をつけてね。
長くなったので、今回はここまで。