モレカウのモレスキン・ハック

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モレスキンをどのように使っているのか?
普段はモレスキンを使う上での形而上的な概念や考察について書いているんだけど、9月に発売されるモレスキン本の出版に負けないように、たまには物理的なモレスキンの使い方でも書いてみようかなと思っていた。
細部をお見せしたことがあまりないような気がするので、今日は詳細に書いてみたいと思う。

モレスキンは通常3冊を持ち歩いている。それぞれにステッカーを貼って識別している。

左:モレスキン・スクエアード・ポケットサイズ(旧/192ページ)
中:モレスキン・スクエアード・ポケットサイズ(新/192ページ)
右:モレスキン・デイリーダイアリー・ポケットサイズ(1年間1日1ページのもの/400ページ)

最近新しくおろしたばかりのモレスキンとは別に、ちょっと前に使っていたモレスキンの古い情報も参照することが多いので一緒に併せて持ち歩いている。右側のデイリー・ダイアリーは1日1ページを使うダイアリータイプのもので、日記というよりは、その日に考えたことや記録や考察などを書き込んでいる。
「考えたことを書く」、「空白は作らない」ということを目的としているので、少なくとも1日に1回は何かテーマを持って思考する癖がついてきた(この辺は普段のTweetに反映していると思う)

 

防水対策
普段は、デルフォニクスのビニール・ブリーフケースに入れてモレスキン数冊をカバンの中に入れている。折りたたみ傘と一緒に入れることがあるので、防水効果を考えて使っている。これはちょうど、モレスキンを2冊入れて、真ん中にペンケースを入れても余裕がある。これのおかげでパタンとたたむことも出来てコンパクトに収まるのが非常に便利。


モレスキン複数使いのコツ
このように複数のモレスキンを同時利用するので、たまにモレスキン2冊をクリップで留めて持ち歩いたりしている。デイリー・ダイアリーとスクエアード・ポケットを2冊留めするとまるで電話帳みたいにぶ厚くなるのがけっこう好み。

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モレカウ的 モレスキンの使い方
モレスキン・スクエアード・ポケットは古くから愛用している。
主に使い方は、1冊のモレスキンの中で、「プロジェクトやTODOなどのタスク処理」、「スケジュール」、「スケッチ」、「フリーメモ」に使用している。
通常、ノートブックというのは一般的には一番左のページから順番に使っていくというのが普通なのかもしれないのだけど、モレスキン一冊の中で数種類の使い方をする場合、カテゴリで本来分けなければならないので、「どこに何を書いたのかがわからない」という欠点に悩むことが多かった。

真ん中から使う
数冊使った末に、モレスキンを「真ん中から分けて使う」という方法が自分に合っていることがわかった。モレスキン・スクエアードは全部で192ページあるのだが、中心部分にあたる96-97ページに自作のマンスリーカレンダー(おなじみのモレカウが毎月リリースしているカレンダーです)を貼って、ブックダーツで留めている。
この真ん中にカレンダーとブックダーツを使うことによって、モレスキンについているスピン(しおり紐のこと)をいちいち使うことなく真ん中を一発で開くことができる。

真ん中から左方向はプロジェクトやTODOを書き込む
この真ん中のカレンダーを基点にして、左側のページに向かって書き込む内容は、「プロジェクト(タスク)」や「TODO(やるべきこと)」を中心に書く。つまり、右ページから左ページ方向に向かって使っていく。

これらは主に箇条書きにして書いていく。
プロジェクトというのは、例えば「函館へ旅行」といった大雑把なものであり、複数のTODO(やるべきこと)で分解できる内容を書く。自分の場合はプロジェクトは「★」マークを書いて書き込み、その下にTODOを「パンツ買う 」、「航空券の予約 」といったように□で囲んで箇条書きしている。
左側の□は着手した時にチェック、右側の□は完了した際にチェックする。

たまに、鍵マークの後ろにその時頭の中に入っている「キーワード」を大量に書き込むことがある。これはその時に気になっている小説とか映画のタイトルとか、パッと思いついたデザインに関するヒントというかキーワードをただ単語だけを並べて書き込むことがある。
じつはこのキーワードがトリガーとなって、思考の種になることが多い。
例えば最近では、「エウロパ、アーサー・C・クラーク、ジョージ・マチューナス、デュシャンのビンかけ」と書いてあった。つまりその瞬間に宇宙のことや、アート関連のことを考察しようと考えていたことがわかる。

真ん中から右側方向はフリーメモやスケッチなどを書き込んでいる。
上記のプロジェクト・TODOのページと同じように、真ん中のカレンダーを基点にして、右側のページに向かって書き込んでいく。つまり、左ページから右ページ方向に向かって使っていく。
こちらのページについては、自分の中でルールなどは決まっておらず直感で書き込んでいくことにしている。ようするに、さっきのプロジェクト・TODOなどの左側方面は左脳的な使い方、こちらのフリーメモ・スケッチなどの右側方面は右脳的使い方をしているわけね。
つまり、モレスキンは「使う人の頭の中そのものである」、というテーマで考えるとわりと普通の使い方なのさハニー。

こちらもモレカウ名物、「方向を気にせず使う」というやりかた。
パッとモレスキンを開いたその方向で使う。つまり方向のことを考えると、直感的なものが逃げていくように感じたのでいちいち決まった方向で書くのはやめた(おかげで読みづらい/笑)。

こちらも一見するとちゃんとした方向で書いている様にみえるが、実はさかさまだったりする。

ジャズのデザインのスケッチと、ギリシアだったかな何かのレリーフのスケッチ。

エッシャーやその辺のクリップのスケッチ。

 
なんとなくマスキングテープつかってペタペタ貼ったページ。

ポケットの部分はギミックを用意

ちょっと写真ではわかりづらいけど、モレスキンの後半のポケット部分に、モレスキンのダイアリーを買うとついてくるアルファベットのインデックスを差し込んでつかっている。
この小冊子の部分には、様々なPCに入力するための設定やシステムのID・PW、複数のWEBサービスなどのログイン情報などが書かれている。万が一落とした時のことを考慮して、IDは記載しているが、パスワードは記述していない。自分の場合、基本3~5個のパスワードをあらかじめ覚えておいて、何番のパスワードを使っているのか番号のみを書いている。

ポストイットのフィルム見出しもこの後ろ側の部分に貼り付けて使っている。
このポストイット見出しは、パックごと貼り付けて使え好きなときに抜き取ることができるので、非常に便利で気に入っている。しかも薄型なので、パックを貼り付けていても気にならない。見出しは、思考の妨げになる感じがするのであえて蛍光色は使わない。

ポケットの中身はですねー、ヒミツ(笑。このへんはまた今度書きます。

前半部分は普段よく目にするものを書いておく
前半の1-10ページあたりは、普段よく目にするものや、買う予定の物リストなどで埋めるようにしている。こちらのページは、各国の単位換算をモレスキンテンプレートからダウンロードして貼りつけたり、地図を貼ったり、印刷物などのサイズ、バックギャモンの確立表などを書いたりしている。

物欲がアップするとどんどんページが増えていく(笑

書き込むときのスタイル
最後に、普段はこのようにモレスキンを数冊並べて使っている。シチュエーションとしては、自然の中で静かに書いたりするのが好み。
一見するとすごいアナログな人に見えるが、同時にiPhoneでリモートで自宅PCを操作して使ったりしているのでわりとデジタルな感じ。

ペンはTwitterでもブログでもおなじみのLAMY2000の万年筆と4色BPをヘビーに愛用しています。
万年筆のインクは「MONTBLANCのボルドー(新名:バーガンディ・レッド)」を自分のスタイルと思って使ってます。男の人でボルドーインクをメインで使っている人ってあまりいないので、かなり気に入っています。

ということで一気に書き上げたので疲れた、今日はこの辺で。
9月度のモレスキンカレンダーは明日アップするねハニー。おやすみ。 

タカヤ

ヒッピー/LAMY・モレスキン・トラベラーズノート好き/そしてアナログゲーマー

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