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ピーマンを切ったあと「愛」について考える タカヤ・モレカウ

Posted on 25 8月 2008 by

今日は、実家からもらった無農薬野菜のピーマンを切ったら、中からプイーンと虫が出てきた。
無農薬野菜では普通のことなので、驚いたりはしないのだが、一生をピーマンの中で過ごすのってイヤだなぁと思いながらスープカレーを作った。
野菜を茹でながら、WIKIで読んだアウシュビッツの記事を思い出す。そこに「アウシュビッツで最後まで生を維持させた人間の特性」について書かれていた。そのことを考えながら、台所でビールを飲む。
収容所内で生命を最後まで維持させた人々の特性は次の3種類に分類されたとのこと(本当かどうかはわかりません)。

■過酷な環境にあっても「愛」を実践した人々
 アウシュビッツの全員が飢えに苦しんでいる環境で、自分の乏しい食料を病人のために与えることを躊躇しないような人類愛に生きた人々が最後まで生存した。

■絶望的な環境にあっても「美」を意識できた人々
 鉄格子の窓から見る若葉の芽生えや、軒を伝わる雨だれや、落葉の動きなどを美しいと感じる心を残していた人々が最後まで生存した。

■「希望や夢」を捨てない人々
 戦争が終結したならばベルリンの目抜き通りにベーカリーを再開してドイツで一番に旨いパンを売ってやろう、この収容所を出られたならばカーネギーホールの舞台でショパンを演奏して観客の拍手を浴びたい、などの希望を抱くことができた人々が最後まで生存した。

—-

さて、ここで別な話。
とある人Aさんが、昔働いていた職場の話。
Aさんが働いている職場では、Aさんが座る席に隣接して別部署があり、別なあまり顔見知りではない方々が働いている状況。その別部署での会話が毎日Aさんの耳に入ってくる環境なのだが、そこの会話を毎日聞くことでAさんは片耳が聞こえない状況になってしまったそうな。

なぜかというと、その別部署の人たちの会話に問題があった。
その別部署の仕事は、チームワークが非常に重要な仕事であったらしいのだが、表面上は非常に仲が良い人たちだったのだが、驚くことに、その場にいない人物の悪口を常に言っているのである。
その悪口の内容も、冗談めいたものではなく、真剣に「マジ死んでくれって感じ」といったような悪意のこもったもの。悪口の対象の人物がその場にいる時は、別な人物を矛先にして悪口の対象にする状態。つまり、そこにいる人物全員が互いに罵り合っている状態であることをAさんは知ってしまったのである。
こういった「悪意」を毎日のように聞かされた結果、Aさんが座る席からその別部署の方角にある片耳がある日突然聞こえない状態に陥った。

集団において、悪意が蔓延している状態が一番楽な人たちが普通に存在するってお話です。しかもその些細なことだと思っている悪意が、誰かにすごいダメージをいつの間にか与えているというお話です。
悪意をもって人と接するのって疲れるなーなんて考えちゃいます。愛をもって人と接するほうが、実は楽しい。
しかし集団の中で、スケープゴートを見つけて叩くコトっていうのは集団ヒステリーの典型みたいですね。
※ウォーホルの言葉で「1人は友達、2人いればグループ、3人なら団体」といった言葉があります。目安にどうぞ。

アウシュビッツの生き残った方々の特性の話に再度戻るんだけど、極限状態での集団生活において、愛をもって行動することはとっても勇気がいることだと思う。
極限状態でないにしても、例えば、一対一の決闘の最中に相手が拳銃の弾をどこかに落として無くして困っていたら、弾が見つかるまでこっちが打つのを待ってあげて、一緒に探してあげるくらいの優しさをもって生活したいと思います。愛こそ全て。♪ all need is love ! プッププププー♪
ピーマンから飛び立った羽虫を眺めながらそんなことをふと思った。

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Profile: Notebookers.jpの管理人。Twitter: @blanq  狩猟者でヒッピー。通称: 「モレカウ」。240人ちょいのライターによるノートブックユーザーのサイト (link: http://Notebookers.jp) Notebookers.jp 管理人。モレスキンについてたぶん世界一つぶやいた男。著作:ダイヤモンド社『モレスキン 人生を入れる61の使い方』。世界の果てと地平線をこよなく愛してる。「俺も好きにするから君も好きにしなさい」という感じで生きています。愛読書はリチャード・バックの「イリュージョン」と「カモメのジョナサン」、ヴェルヌの「海底二万里」。永遠のヒーローはAndy Warhol

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