moleskineと旅について

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moleskineエントリーシリーズ

ここのところ、moleskineのことばかり考えていたら、旅に対する欲求が強くなってきた。
今日掲載の写真はとある国を旅行している時の風景です。

「パスポートがなくなるのと同じくらい、ノートがなくなる事は私にとって大きな災難だ」
moleskineを愛用していたイギリスの旅行記作家ブルース・チャトウィンの気持ちもなんとなくわかる。ヘミングウェイも海が見える街を見下ろしながら、moleskineを旅先の書斎に並べたんだろうか。

旅に出るときは、一冊のタフなノートブックを持っていくことをお勧めする。

僕も旅に出かけるときは、バッグにmoleskineを2冊ほど詰め込んで持っていく。そして旅先で手に入れたチケットや紙を挟み、ポラロイドで撮った出会った人の写真や連絡先、スケジュールや見聞きしたことをそのまま書き込んでいく。ただ、旅先の異なる空気の中にいるだけで、自然と、カラフルで見た目も楽しくなるようなノートブックが出来上がる。

そういえば、旅行が生活の一部になっている知り合いが、「滞在先で、親しい知り合いが3人できたなら、それはその街の去り時が近づいている」と言っていた。「どこどこにおいしいお店がある」といったように街の中をいろいろ紹介することができるようになったなら、それは街にお別れをして次の街に移動する時期にさしかかっているのだという。こういった生活も世の中にはあるのだ。
僕の場合は、自分の体がどこか別な場所に移動しているという感覚を味わうのが割りと好きだ。そして、その場所でしか味わうことができない空気を体の中に取り込むのが気持ちが良い。テントや滞在先で本を読むのも心地よい。moleskineを持って、その旅先のカフェに飛び込んで、汗をぬぐいながらやたらガムシロップの入った甘いアイスチャイなど飲みながら、そのときの気分や味わったことがリアルタイムに書き込まれていくのである。

続きは以下

目が覚めると、遠くに海が見えた。
あまりに熱いので、すぐにでもビーチにダッシュして飛び込みに行きたい気分になる。
昨晩はやたら辛いものを食べ、たっぷりとビールを飲む。近くのテーブルでやたらでかいエビを食べていた人がいて、うまそうだねと話しかけたら一緒に食べようと誘われる。帰りは、ドラッグクイーンたちのお尻を振って迫り来る誘惑(攻撃)をかわしつつホテルまで戻った。

島をボートで散策。外海からはわからないのだが、湾になった場所に神秘的な場所を発見。恐ろしいほど透き通るようなグリーン。ちなみにかなり深いらしい。シュノーケルをつけて、飛び込んで遊ぶ。

このあたりはパンケーキが名物らしく、いろいろ食べ歩き。どれ食べてもおいしかった。お釣りはしっかり要求しないと出てこないので要注意だ。
島で唯一のセブンイレブンがある。水やビールをたっぷりと買い込んで、遠浅の海に止めてあるボートまでざぶざぶ歩きながら戻る。セブンイレブンのビールが入った袋をさげて、海を沖まで歩くのは人生で初めて。

公衆電話もなんかオシャレに見える。

移動中にパシャリ。猛暑でへばりそうになりながらも、知らない街を散策。このあたりは銀行ではなくて金の売り買いを行う金行が多い。すぐ隣にはホームレスの人々が日陰でビールを飲んでいる。歩道は少しでもスペースがあれば、ほとんど屋台となっており何を買っても死ぬほど安い。35度位の猛暑だが寿司を売っているのを見かける。

日本で言うところのまんじゅうとか煎餅並みに、どこに行っても果物がでてくる。

ショッピングセンターのお惣菜売り場の働き者の女の子たち。日本でいう発泡スチロールはないので、一つ一つをビニール袋に入れて輪ゴムでしばる。見たことが無いものばかりなので、「これは何?」という僕の問いに対して、抜群の笑顔と共に現地の言葉でたくさん説明してくれる。言っている意味はまったくわからないのだが、本当に楽しかった。いろいろ買って食べてみた。ちなみにここの隣では、ドリアンのデザートを大量に売っていて、すごい匂いが・・・、屋内でドリアンはなかなか殺人的だ。

大量のバイクたち。この近辺は、怪しげな暗い雰囲気の路地が多い。豚の頭が並んで、謎なモノがたくさん売っている(リモコン専門店、鍋のふた専門店、蛇の血専門店)。その昔クーロンズゲートというゲームがあったのだけど、そこに出てきた風景にそっくり。恐れず飛び込んで経験すること、話しかけることで旅が楽しくなる。

よく見ると、Yin&Yangや八極板がベランダに飾っているファンキーなビル。

タカヤ

ヒッピー/LAMY・モレスキン・トラベラーズノート好き/そしてアナログゲーマー

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